DGD’s blog

【食べロード・オブ・ザ・ライフ】 食べ飲ミクス・他・ネバーエンディング・ストーリーなう 食べログメインで主に食べ歩き放浪記、など日常の忘備録 食材に好き嫌い無く、お寿司、和食、日本料理、中華、洋食、フレンチ、イタリアン、カフェ、焼肉、居酒屋、バー、ラーメン、パン、スイーツ、ラーメン、スープカレーなど、何でも食べるのが好きです。 ポリシー『百聞不如一食』

作るを魅せるスタイルと開放感 ∴ テアトロ ディ マッサ

『冬のジビエら〜 お肉ってやつは♪
テアトロ ディ マッサ 鹿のようだね♪』

チラシの裏に書いとけ的な感じですが、
冬のジビエら第二弾、勝手に始まりました。

目の前で調理するのが見えるスタイルも、
たまにはいいかなとやって来ました。

味はコース全般美味しく感じ、
盛り付けもそれなりに映える器を使っていました。

ただ、食材単体で美味しくも、
ソース、調味料との調和の観点では、
一部やや惜しい感じがしました。

北海道食材を個性的感性で作り上げていく
オープンキッチンスタイルの中でも、
かなり間近で魅せる臨場感溢れるものでしたが、
個人的には、常時調理人が目の前過ぎるのと、
斜め後ろにサービススタッフが立っているのには、
何だか気張り続けなければいけないような
落ち着けない圧迫感を感じてしまいました。

サービススタッフの接客はスマートですが、
立ち位置が時々気になりました。

シェフの手際は悪くないようにも見えますが、、、
コースの時間は掛かり過ぎでした。
予約して行って、席に着いてから、
一品目が出て来るまでに15分弱掛かりました。
22分次の料理が出て来るまでに掛かった時は、
何とも時間が経つの自体が長く感じたんですが、
結局お店の滞在時間は2時間を超えました。

個人的には、1時間半位が丁度いいと感じます。
フレンチも大体2時間位掛かる事もあるんですが、
やはりランチコースでは、1時間半が程よく感じます。

プラ容器に入った食材を皿に盛り付けていく感じで、
調味料や、ソースなどで飾り付け仕上げてますが、
仕上げは思ったよりも綺麗に盛り付けられて無いです。
食べログのページで見た印象とは異なって見えました。

寿司屋なら握ってる姿が粋な感じで、
中華や焼き鳥や鉄板焼きとかなら、
目の前でのファイヤーパフォーマンスが見えたり、
とんかつ屋ならキャベツの千切りの見事な切りっぷりや音、
ラーメン屋は肉のスライサーとか湯切りや盛り付ける様子、
蕎麦やうどんの作業場のパフォーマンスなど、
それぞれ見て楽しめるお店もあって、
こちら、テアトロ ディ マッサも十分楽しめる感じで、
今回の座った場所は見たい人に一番いい場所で、
パフォーマンスが好きな人には魅力的に
感じるはずで悪くは無いんですが、
料理番組の方が気楽に見れる感じというか何というか、
エンターティナー性は十分楽しめるはずですが、
ちょっとイメージしていたのとは異なっていました。

フランベでファイヤーということも無いし、
背を向けたシェフがフライパンを振る姿は、
離れた場所から見るとどうも何度見ても、
そこは対面で見えればと思ってしまいました。

正面奥の客と向かい合わせで、右横の客からは、
こちらは見え辛くあちらからよく見える位置で、
自分には向かない場所に来てしまったかなと感じ、
目の前での盛り付けは、逆にもう少し離れた場所で
やってくれた方がと思う気分になってしまいました。

今回食べた料理メニュー

~ 秋 ~
Estate / ¥2,800

季節的にはもう冬の感じですが、
秋の味覚をコースにした感じでした。
盛り付け、ボリューム、質などの内容で考えると、
ポーションもやや少なく感じコスパが悪いかと。

f:id:DGD:20161214102132j:plain

カボチャ リコッタチーズ カルダモン / zucca ricotta cardamomo
作る過程を目の前で三度以上みましたが、
プラスチックの容器から南瓜の調理済みのものを出して、
目の前で盛り付けていく感じが何だか微妙に見えました。
食材などが入ったプラ容器が透明なのが、
インスタントチックに見えるのも影響してるような…
食器同様目の前で見えるアイテムのビジュアルも
味は良く美味しさを感じつつもやはり気になるものです。

f:id:DGD:20161214102123j:plain

サンマ 茄子 リンゴ / costardella melanzane mela
秋刀魚は皮目をカリッと焼いていて美味しかったです。
サイコロ状に切った茄子とリンゴをプラ容器から出して、
盛り付けた上にバゲットのスライスを敷いて、
秋刀魚を盛り付けていましたが、
盛り付けが発展途上なイメージでした。

スパゲッティーニ 鹿 ミョウガ / spagettini cervo zenzero
パスタはいい感じにアルデンテで、
ソースの味も悪く無いんですが、
鹿肉が、チッピリと粗挽き肉みたいに入っていて、
何だか思ってたんと違う。な状態でした。
鹿肉がメイン料理かと思っていましたが、
ちょっと拍子抜けしてしまいました。

ニョッキ フォンドゥータ クルミ / gnocchi fonduta noce
写真を撮る前に思わずニョッキを一個食べてから
写真を撮って無いのに気が付きました。
ニョッキらしい食感にチーズの風味が効いた
ソースは美味しくワインとの相性が良さげです。
スライスしたチーズがこのフォルムの
皿の端っこにあるのは仕上がりがちょっと…
 

f:id:DGD:20161214102105j:plain


知床鶏 人参 / pollo carota
コトレッタな知床鶏はカリカリサクサクで、
香ばし美味く盛り付けもいいと感じました。

デザート / dolce
2人で2種頼んでシェアしましたが、
見た目良く美味しいデザートでした。

一番目の前で見える位置でしたが、
同じコースが三巡以上するのを見たので、
次は何をするかの手順が結構分かりました。

正直流れ作業的なスタイルで、
時折盛り付けは余り丁寧に見えず、
雑に見えてしまう感じは否めませんでした。

一人三千円越えのランチ(ドリンク含めて)
の内容としては、料理のボリューム、
味の調和や、センスなどで考えて、
どうも値段に見合って感じられず、
ランチで食べたイタリアンの中では、
料理のビジュアルに凝ってますが、
なんちゃってフレンチのような…

特に好ましく感じたフレンチの上位店に比べて、
求める期待したものには遠く及ばずでした。
イタリアンでも今年行ったお店の中では、
リストランテ テルツィーナが良かったと感じました。

若いスタッフのみの店で、
距離感が近いオープンキッチンでは、
客の入りがそれほどでなく手が空いていれば、
シェフとの会話が楽しめるかも知れませんね。

テアトロ ディ マッサは、
オープンスタイルで好みが分かれる店に感じます。

温かみや感じの良さなどもっと欲しい感じで、
ホスピタリティマインドがまだ十分でなく、
声が小さくて、料理の説明が度々聞き取れず、
いくつかのモヤっとボールが発生しました。

総合 3.5
味 3.4
サービス 3.2
雰囲気 3.7
コスパ 3.0
ドリンク 3.3


☆☆☆次回予告編☆☆☆

イタリアンならコスパが良い店や、生パスタのお店、
プライバシーが保たれているか、それが無くても
リカバリー出来る要素がある店なのかを重視します。