DGD’s blog

【食べロード・オブ・ザ・ライフ】 食べ飲ミクス・他・ネバーエンディング・ストーリーなう 食べログメインで主に食べ歩き放浪記、など日常の忘備録 食材に好き嫌い無く、お寿司、和食、日本料理、中華、洋食、フレンチ、イタリアン、カフェ、焼肉、居酒屋、バー、ラーメン、パン、スイーツ、ラーメン、スープカレーなど、何でも食べるのが好きです。 ポリシー『百聞不如一食』

感動!隠れたる秀逸な名店 ∴ 駒草

 完全予約制のお店は期待を裏切りません‼︎
初めはすし宮川の大将同様に駒草の大将からも、
緊張感を肌で感じましたが、
大将の料理と客に対する心意気と、
その人柄にも好感が持てました。

駒草へは1年越しでようやく来ることが出来ました。
ランチ寿司もこの1年と半年余りで数々食べ歩き、
様々な寿司屋の内情と形態を目の当たりにしてきましたが、
駒草をBMしてこれまで温めてきた甲斐があり、
お腹も心も満たされた至福のランチとなりました。

知らない人には住宅街に店があるとは
分り得ない隠れ家感満載なところから、
ぱっと見が一軒家の店内に一度入ると、
所謂高級感ある設えではありませんが、
何とも言えない自宅の様な寛ぎ空間で、
琴のBGMが和食処へ来たと感じられ、
ワクワク感で落ち着かない感じでした。

ひとつひとつの仕事に手間暇かけていて、
絶美に作り込まれた料理の数々は見事で、
流石京都や銀座で長年腕を磨いて来ただけあり、
全てが完璧という事ではありませんが、
料理一品一品毎に驚きと感動がありました。
3000円のレベルでは普通ありえません。
一貫一貫が笹の葉で供されましたが、
何れも丁寧に作り込まれた逸品で、
見目麗しい握りが供される醍醐味を
実際に目の当たりにする感動は、
金額的に倍以上してもおかしく無いレベルでした。

寿司ジャンルでは、
丁度200軒目の節目となるお店でしたが、
趣向を凝らした料理の数々に、
気分の高揚感を何度も体験出来ました。

初めに、四季の八寸から
華美な華やかさはありませんが、
見た目に地味な飾り付けながら、
食べると滋味深さがあり、
素朴さの中には侘び寂びの味わいがありました。

生シラス
上には梅肉が盛られて、
更にその上に紫蘇の微塵切りが乗せられていました。
カットした酢橘添えで、
早春の生シラスは、梅肉と紫蘇と酢橘との味わいで、
美味しさのシナジー効果が発揮されていました。

うるいの葉が二枚
真味!
食べたことの無い方に是非食べて欲しい春の山菜です。
山菜を採りに行く自分としては、
このシンプルな春の山菜の味わいは堪りません!

熊本産筍の土佐煮
大地の恵みがもたらした味に海の味覚も加わり、
旬の食材が最大限に美味しく作り込まれていました。

自家漬けの甘酢生姜
くりやで食べた鮮烈で秀逸美味な生姜と比較してしまいましたが、
駒草の甘酢漬けした自家付けの生姜も、
寿司屋の標準的な生姜の味わいには負けていませんでした。

此処から握りでしたが、
印象的だったのは、煮切り醤油の美味しい事と、
艶やかで美味しく炊かれたシャリを使っていました。

愛媛の釣り鯵
芽ネギと針生姜が乗せられていて、
海の幸と大地の恵みが見事にマッチングしています。
見た目にも贅沢で抜群に調和の取れた美味逸品でした。


駿河湾の青柳
小柱載せ
4〜5月が旬の二枚貝
見ただけでも美味しさが伝わってくる青柳です。
独特の口の中に広がる海の幸の風味を堪能しました。

大分の伊佐木
粗く擦りおろした春大根の染め卸しを芽ネギと共に
伊佐木のしっかりとした歯応えのある身の締まった食感と、
白身魚の中でも美味しさ指数の高さが秀でている握りに、
口福至福なひと時を過ごしました。

宮崎産の天然本鮪
煮切り醤油を垂らして仕上げた逸品
重厚な旨味と甘みと角の無いまろやかな煮切り醤油の味わいで、
天然鮪の美味しさは奥深く、
いつまでも余韻に浸りたい至高の味わいでした。

宮崎産の天然本鮪 2貫目
甘みのある九条葱と、
自家製山椒漬けで仕上げられた握りの逸品です。
山椒漬けの味がマグロとの相性抜群で、
筆舌に尽くしがたい海の幸の味わいでした。

お吸物
鰹節の出汁がしっかりと効いている、
早春の若葉のうるいは、
この時期ならではの山菜で、
爽やかな春の訪れを感じる味わいでした。
クセがなくサッパリとしていて、
シャキシャキ感が楽しめました。
熊本産筍入りでした。

ホタテ
再び鬼おろしした春大根の染め卸しが乗せられて、
サッパリとした淡白で柔らかいホタテに、
シャキシャキ大根の爽やかな味覚が融合した、
美味しさが実感出来る秀逸な逸品です。

苫小牧産北寄
旨味の無くなってしまった北寄の握りは時折経験していましたが、
安心して下さい。旨味が凝縮して感じられますよ。

ヤリイカの紅葉握り
シャリとイカの間に明太子を挟んだ握りで、
爽やかな酸味も感じられた、
複雑な味わいが楽しめた握りでした。

天然本鮪と自家製の海苔の巻物と刺身
丁寧な仕事ぶりで骨抜きがされた腹骨辺りでしょうか。
美味しい天然鮪に骨抜きにされそうな秀逸な巻物でした。
ガンバラの辺りをガンバって手間暇掛けて処理して出してくれたようです。
天然鮪の刺身は、酢味噌の味で頂きましたが、
これまた美味しい甘みと旨味とトロける食感が、
口の中いっぱいに広がりました。

生シラスの寿司
小柱添え
八寸で食べた生シラス同様に春の生シラスは、
瑞々しくて、ぷりぷりな食感が好きです。

伊佐木の握り
針生姜と煮切り醤油で味付けされていました。
中には九条葱が入っていて、
最高に美味しい握りでした。

お茶はいる間に三種出されました。

伊勢茶
幌加内の極上韃靼蕎麦茶
最後に飲んだ緑茶は名前を聞きませんでしたが、
どれもとても美味しかったです。


☆☆☆次回予告編☆☆☆

再訪したい最上位店です。

tabelog.com