北海道フレンチのエトワール ∴ ル・ヴァンテール
終始接客がトレビアン!
サービス料金が無いのに十二分に満足度が高い接客には感心しました。
料理も美味しいですが、通いたくなる素敵さを感じました。
『スタイリッシュでリュクス感溢れる空間。
食器、カトラリーはベルナルド、クリストフルなど
一流品でテーブルを演出します。』
とお店の紹介で書いてありましたが、
閉店する前に行ってみたく予約して来ました。
店内見事な設えで、上品さや気品が感じられる素晴らしい空間でした。
スープとクネルは濃厚で秀逸な味わいでセテデリシュー!
料理全般、味のメリハリの効いた力強いインパクトのある料理でした。
ワインとの抜群のマリアージュが楽しめそうでしたが、
例によって平日の日中に付き、残念ながら飲めません(泣
ランチの2900円のコースでしたが、
フレンチ上位店の中でもコスパはかなり高く感じました。
アミューズは、
表面がサクッと食感のサンドイッチで、
北海道十勝産のクリームチーズ、
道産トマトを煮詰めてジャム状にしたものに
足寄町の羊の肉のリエットを挟んだ絶品サンドでした。
真狩村のアロマレッドというニンジンのスープ
色鮮やかでアーティスティックなスープでした。
上には、さっと火を入れたホタテ貝のポワレ
苫小牧のホッキ貝をムース状にした貝のムースや、
細長い香草のオゼイユ、カタバミで彩られ、
野味溢れる味わいや、北海道食材とフレンチの技が、
素敵にフュズィオンしてました。
芳醇な香りと鮮やかな色彩に負けない
スープの美味しさが心の琴線に触れました。
パンは二種類で、
キタホナミの全粒粉で作った丸パンと、
オリーブとアンチョビが練りこまれたブリオッシュ
ブリオッシュはサクサク食感で、
オリーブとアンチョビの風味豊かな味わいはトレビアン♪
丸パンも美味いです!
お代わりのパンは、バゲットでした。
バターは、十勝の無塩発酵バター
北海道産ういきょうのスライスに黒トリュフ和え
ピューレにしたカリフラワー
長野県の市場には出回らないきのこの香茸
紅色の大根
どれも美味しいし、ヘルシーさを感じる内容で、
野菜がしっかり食べられるフレンチコース料理とも感じました。
タラバ蟹のクネル アメリケーヌソース
白身魚をハンペン状にすり身にして、
エビのソースとタラバガニの身を合わせて
グツグツオーブンして作っていましたが、
濃厚なソースの旨味がコッテリ感じられます。
シットリフワフワと口の中で溶けゆくクネルが、
グツグツしていたソースの旨味と混ざり合い、
複層的で重厚な味わいを織り成して、
まったりとした食感が溜まりません!
タラバ蟹とソースとクネルのベストなアルモニーで、
幸せなひとときが訪れました。
デセール
巨峰のコンポート
ヴァニラのフランと牛乳のアイス
巨峰を赤ワインの中で火を入れ美味しく仕上げ、
上には牛乳を使ったすっきりしたアイスクリーム、
下にあるフランはプリンのような食感でした。
周りには赤ワインで作ったソースを
サークル状に飾り付けていました。
1つ1つの味わいと飾り付けもセテエクセラン♪
食後のカフェと小菓子
ホットコーヒーをお願いしました。
ブラックで甘いものと共に飲むとしっくり来ます。
飲み切る頃にミルクを使用します。
ミニャルディーズ
カヌレはパリッとした食感と中がジュワッと柔らか美味しい逸品で、
四角い生チョコは口の中で蕩けましたが、
心もとろけそうな口溶けと甘さでした。
ピスタチオ風味のマカロンも甘味は強く感じましたが、
茶菓子としては秀逸なマカロンでした。
アーモンドのスライスを加えたメレンゲは、
口の中でシュワシュワ〜と、溶けていきました。
持ち帰りのサービスも予めアナウンスしてくれました。
それにしても素敵な接客『PERFECT HUMAN?』
総合評価 4.8
味 4.7
サービス 4.9
雰囲気 4.5
コスパ 4.6
ドリンク 4.0
☆☆☆次回予告編☆☆☆
残念ながらル・ヴァンテールは閉店しましたが、
お店は新たに『TATEOKA TAKESHI』となりました。
新店に行くのも楽しみです!